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認知症も関連する後期高齢者医療制度

 2008年4月から75歳以上の高齢者を対象とした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)が始まりました。
75歳以上の人はこれまで加入していた健康組合からこの医療制度へ全員移行します。
そして、全員保険料を所得に応じて負担しなければなりません。
これまで子どもなどの扶養家族になっていて保険料の負担がなかった人には特別措置が取られ、2008年4月から9月までの半年間は保険料の負担はありません。
また、65歳から74歳で障害認定を受け、これまで老人保険制度の対象となっていた人も後期高齢者医療制度の被保険者となります。

医療費の窓口負担は原則として1割負担。
ただし、現役並みの所得がある人は3割負担となります。
また、介護保険を利用している人は窓口負担との合計額が1年間で一定の金額を超えると申請により、限度額を超えた部分が払い戻されます。

このように、高齢者の医療制度が複雑となっているため、認知症などの症状を持つ人は家族や周りの人との協力の下、医療費の支払いに気を配らねばなりません。
75歳以上の高齢者だけでなく、65歳から74歳の国民健康保険の加入者もまた、2008年4月より、原則的に世帯主の年金から保険料が天引きされます。
受け取る年金の額が少なくなるので注意が必要なのです。

初期症状に気づき、認知症と診断されたら、このような医療制度についての情報を知っておき、これからの生活に備えてください。
初期症状に気づくことは、病気の進行を遅らせるだけでなく、安心した生活を送るためにも重要です。

| kircheis | 13:52 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症患者の家族の対応

 認知症の症状の進行により、介護する家族は当人の態度や言動に戸惑う場面が多くなります。
初期症状で認知症と診断された場合、どのような介護をするか、どのような症状がでてくるかを知り、穏やかに日々を過ごすにはどうすればよいかを知るのが重要になってきます。
初期症状では、単なる物忘れくらいだった症状も進行すると痴呆などが出てきます。
毎日を明るく過ごすために気をつけなければならないことを、きちんと知っておきましょう。

・事故を防ぐ
家の中で事故がおこらないように配慮して、安心して暮らせるようにしておきましょう。
それは、認知症の人だけでなく、家族全員に対しても心地よい住まいになるはずです。
気をつけなければならないのは、転倒で、廊下や浴室にてすりをつける、階段に滑り止めをつけるなど転倒が起こらないよう防止策を考え実行しておきましょう。
転倒によって骨折し、体を動かさないでいると認知症の症状が進行してしまう恐れがあります。
徘徊の恐れがある場合は、近くの交番に言っておく、名札を後ろの襟元などにつけておく、などの対処も必要です。
台所などの火の元、刃物にも気をつけましょう。

・孤独にさせない
ひとりで静かに過ごしているだけでは、刺激がなくなりやがて意欲が衰えていく危険性があります。
それが昼夜逆転を起こしたり、意欲がなくなって1日中寝ているだけとなっていまいます。
そういったことを防ぐためには、できることは手伝ってもらったり、デイサービスなど出かける機会を作り、毎日をいきいきと暮らせるように心がけましょう。

認知症の症状の進んだ人の介護は、1人だけ、家族だけでは大変です。
周りの人の力を上手にかりて、心と体と時間のゆとりを持っての介護が望ましいのです。



{PR}認知症とは〜その介護と症状、予防やケア
| kircheis | 13:52 | - | - | pookmark |
家族が認知症と診断されたら!

 家族が認知症と診断されても、その事実を急には受け入れられないかもしれません。
しかし、認知症がどんな病気であるかを知り、これから、その家族とどう過ごすか考えていきましょう。
家族の尊厳を守り、おだやかに過ごすことが病状の進行を遅らせるだけでなく、介護する家族の負担も軽くするのです。

まず、患者の家族は認知症がどのような病気であり、どのような症状があるのかを知る必要があります。
患者の行動を理解し、どのように対処していくか医師や、ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなどと相談しておきましょう。
患者の性格などを考慮し、患者がプライドを持って生活できるよう、心がけましょう。
何よりも、愛情を持って接することが大切です。

また、ずっと介護を続けていると疲れてしまい、介護する家族の方が病気になってしまう場合もあります。
そのようなことがないように、介護を家族だけで頑張ろうとせず、ケアマネージャーなどと相談し、介護保険を使ってデイケアなどのサービスを利用し、家族の休める時間を確保するなど心がけましょう。
介護する人が病気などの場合は、ショートステイのサービスも利用できます。
介護する側もされる側も気持ちよく日常を過ごせるように、様々なサービスも大いに利用しましょう。

認知症の初期症状の早期発見で、このような介護サービスなどの情報を得ておくと、何かあってもあわてずに済みます。
初期症状を見逃さず、大切な時間を家族とともに明るく過ごしましょう。

| kircheis | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症を予防する

 認知症の予防のためには、次に挙げるよう生き生きと生活することが大切です。

・いつも心を若々しく保ち、おしゃれ心も忘れずに。

高齢者は心を老け込ませてしまうと何事にも億劫になり、愚痴をいつまでも言ったりして生き生きと過ごせなくなります。
心を若々しく保つためには、些細なことで落ち込まず、明るく前向きな考えを持って暮らすのが良いのです。
生き生きとした表情で毎日を送ることで、さらにあなたは輝いて見えます。
また、身だしなみにも気をつけて心をもっと輝かせましょう。

・くよくよしないで、明るい気分で生活していきましょう。

現代社会はストレスの多い社会です。
それに加えて高齢者は、身近な人の病気や死別、自身の病気、定年退職などで、うつ病になる因子を多く持っています。
うつ病は、認知症に症状が似ており、気力の低下などから一時的に物忘れがひどくなる場合がありますが、病気が治れば物忘れも収まります。
しかし、何度もうつ病を繰り返していると、神経細胞に障害を受けやすくなります。
また、うつ病は気力の低下から体を動かすのが辛くなり、そのまま寝たきりになる危険性もあります。
寝たきり状態は、脳の働きの低下につながり認知症などを引き起こしてしまう可能性があるのです。
うつ病になったら、もしくは気力の低下などうつ病の初期症状が出たら、神経内科や心療内科にかかって適切な治療を受けましょう。
心の健康が物忘れや認知症などの予防に重要なのです。

病気の初期症状だけでなく、心の落ち込みという初期症状にも気づいて対処し、皆さんに生き生きと毎日を過ごして欲しいと願います。

| kircheis | 20:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症を予防するための行動

 認知症の予防にはどのようなことをすればよいのかを挙げてみます。

・塩分や動物性脂肪を控えて、食事はバランスよくとる。

日本人の塩分の1日の摂取量は10グラムが良いと言われています。
しかし、現在の日本人の塩分摂取量は多めです。
健康な人もまた塩分の取りすぎには気をつけなくてはなりません。
高血圧やたんぱく尿のある人は、塩分摂取量を1日6グラムを目安としてください。
日本人の塩分摂取量の差は、食べる味噌汁の量によるものだと言われています。
味噌汁を食べる場合は薄味で具を多くしましょう。
また、塩分の多い漬物、煮物、焼き魚などを食べすぎないように心がけてください。

脂肪は1日50〜70グラムが目安です。
健康のためには動物性脂肪の代わりに植物性脂肪を取るのが望ましいと言われています。
また、糖分を取りすぎると中性脂肪が増えて肥満になってしまいます。
糖分の取りすぎにも気をつけてください。
ビタミンや良質なたんぱく質を取ることも認知症をはじめ、認知症の予防には大切です。
また、野菜や海藻などをたくさん取るようにして、バランスの良い食事を心がけましょう。

認知症や認知症にならないために、生活習慣を見直し健康な生活を過ごせるよう心がけてください。
そして、認知症や認知症の初期症状に気づいたらすぐに病院にかかることも必要です。
予防や初期症状を気づくことが、認知症にならない、進行を防ぐことにつながるのです。

| kircheis | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症による脳の変化とは

 認知症の脳内で起こっている変化には下記のようなものが挙げられます。

・大脳皮質の著しい萎縮(小さくなること)
認知症では、脳全体、特に側頭葉や頭頂葉が萎縮していきます。
成人で通常1,400グラム前後の脳が、発症後10年位過ぎると800〜900グラム以下に減ってしまいます。

・老人斑、神経原繊維変化、神経細胞の脱落
認知症の人の脳を顕微鏡で観察すると、神経細胞と神経細胞の間にシミのような老人斑や神経細胞の中に糸くずのような神経原線維変化が見られます。
老人斑や神経原線維変化の増加に伴って神経細胞が減っていきます。

・神経伝達物質の異常
神経伝達物質の異常は、認知症の発現に深く関わっていると考えられています。
認知症は、いろいろな神経伝達物質の減少がみられます。
特に、記憶の働きに関わる神経伝達物質アセチルコリンの減少が強いことが明らかになっています。

脳の画像診断で使用するCT・MRIでは、脳萎縮・脳溝脳室拡大など、脳の形態的な異常を見つけることができます。
脳血流シンチ(SPECT)・PETでは脳血流量・酸素消費量・ブドウ糖消費量など、脳の機能的な異常がわかります。
SPECT・PETは、CT・MRIで確認される形態的な異常出現前の早期発見が可能です。

現在は、脳の変化の様子を見ることができるため、認知症の早期発見が可能になりました。
初期症状に気づき、脳内の様子を知ることで認知症の進行をくい止めることができるのです。
医療の進化により、初期症状で対処できることが多くなったのです。

| kircheis | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症とアルツハイマー型認知症を理解する

 認知症とは、脳の知的な働きが様々な病気によって低下し、記憶や判断力に障害が起こり、日常生活に支障をきたす状態を指します。
物忘れとは違い、体験の全てを忘れてしまうといった症状が起こります。
通常の老化よりも早いスピードで神経細胞が消失してしまうのが、アルツハイマー型認知症なのです。
認知症にはいくつかの原因がありますが、全体の8〜9割を占めると考えられているのは脳血管性認知症と認知症型認知症です。

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など脳の血管に異常が起きたことによる認知症です。
認知症型認知症とは一般に認知症と呼ばれているものです。
脳がなんらかの原因で萎縮して、知的低下や人格の破壊が起こる認知症のひとつです。

この他、認知症には脳の後ろの病気から起こるレビー小体型認知症や、脳の前の部分の病気から起こる前頭側頭型認知症などがあります。

日本は超高齢社会となり、認知症にかかっている人の数も年々増加しています。
現在、85歳以上の3〜4人に1人は認知症だと言われています。

脳血管性認知症は脳梗塞などの病気にかからない生活習慣を心がけることで防ぐことができます。
認知症型認知症は、もの忘れなど初期症状で気づけば、認知症の進行や認知症への移行を防ぐことができます。
認知症だけでなく、認知症もまた初期症状で対処すれば悪化を防ぐこともできます。
おかしいと気づいたら、躊躇せず診察を受けるのが重要になります。

| kircheis | 11:12 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症の原因ははっきりしていない!!

 認知症の原因にはいくつかの説があります。

β(ベータ)アミロイドというタンパク質が脳内の組織に蓄積し、脳の神経細胞が死滅。
脳(特に大脳皮質)が極端に萎縮し、痴呆発症へ至るという説が有力です。
βアミロイドは正常な人においても合成、分泌されていますが、酵素によって分解され蓄積しません。
しかし、加齢に伴い分解が追いつかず蓄積されることが認知症の発症につながると考えられています。

大脳皮質などにできる染みのような老人斑という繊維状の物質の増加が認知症の原因とする説があります。
しかし、老人斑は認知症でない人にも多く見つかり、短期の記憶に関わる海馬ではあまり見られません。
そのため、この説は現在疑問視されています。

古くなった繊維状のタンパク質が細胞内にたまって固まった糸くずのような神経原繊維変化が原因だという説もあります。
認知症になった人の脳内神経細胞で神経原繊維変化は多く見られ、増加すると神経細胞は減少します。
しかし、老人斑と同じように認知症でない人にも神経原繊維変化は見つかっています。

遺伝する家族性認知症では、βアミロイドのもととなる物質であるアミロイド前駆体タンパク質(APP)遺伝子、プレセニリン1、プレセニリン2という遺伝子が、原因遺伝子であることが判っています。
APP遺伝子、プレセニリン1、プレセニリン2の変異がβアミロイドを増加させます。
そして、βアミロイドは神経細胞の中に蓄積して、認知症が発病すると考えられています。

また、神経伝達物質の異常、アルミニウム、活性酵素など様々な原因因子が考えられています。
しかし、原因が特定されていないのでいつ認知症になってもおかしくありません。
初期症状を見逃さずないようにして、初期症状が起こった段階での治療が、症状の進行を防ぐのです。

| kircheis | 11:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症の診断方法〜PET

 CTが開発されて体の横断断層像が得られるようになり、画像診断の重要性は飛躍的に増加しました。
さらにMRIが開発されて、現在、様々な病気の診断に広く利用されるようになりました。
これらの画像診断装置は、病変の形態を画像化することができますが、逆にいえば、形態的な変化がないと病気を診断できません。
一般には、機能的な変化の方が形学的な変化よりも先に引き起こされると考えています
PETは局所の機能情報を画像化することにより、従来の画像診断装置で発見できなかった病気を、より早期に診断することができるのです。
このため、CTやMRIで異常が見つからない場合でも、PETで認知症がわかることもあるのです。

PET(ポジトロン断層撮影法)は全身を一度に検査できるため、全身のガンの探索ができると話題になっている検査方法です。
PETはガンの検査だけでなく、認知症や他の認知症の早期診断やパーキンソン病の診断、高次脳機能障害の診断にも使われています。
また、がんの検査のためPETを受けた人の中に、偶然、早期の認知症が見つかる場合もあります。
PETでの検査では、ポジトロン(陽電子)を放出する薬を静脈から注射したり、呼吸させたりして体内に吸収させて、薬が心臓や脳などに集まる様子を撮影します。
脳を画像化して血流の状態などを明らかにし、脳の活動状況を観察することができます。
認知症の重症度だけでなく、数年後の認知症の重症度のある程度の予測も可能となっています。

PETは細胞の働き具合を知る検査なので、具体的な場所がわからないという欠点もあります。
CTやMRIなども含め、多角的に検査結果を見て判断することが必要です。

このように高機能な検査ができるようになり、初期症状での検査はより大切な時代になっています。
初期症状で認知症に気づき対処すれば、大切な命を守ることができるのです。

| kircheis | 13:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
認知症の初期症状を理解する

 認知症や認知症などの初期症状には下記のような症状があります。

・同じことを何度も言ったり、聞いたりする。
・慣れている場所で道に迷う。
・財布やお金を盗まれたと言って騒ぐ。
・以前より身だしなみがだらしなくなる。
・夜中に起き出し、騒ぐ。
・物をどこに置いたのか、どこに片付けたのか忘れることが多くなる。
・簡単な計算の間違いが多くなる。
・物の名前が出てこなくなる。
・水道の蛇口や、ガス栓の締め忘れが目立つようになる。
・ささいなことで怒りっぽくなる。
・時間や日付が不確かになる。
・日課をしなくなる
・以前はあった関心や興味がなくなる。
・以前よりもひどく疑い深くなる。
・薬の管理ができなくなる。
・テレビドラマの内容が理解できなくなる。

このような症状に本人、もしくは家族や周囲の人が気づいた場合、早急に病院で診断・検査を受けましょう。
初期症状で認知症に気づけば、軽度認知障害の場合、治る可能性もあるのです。
もの忘れなどが頻繁に起こる場合には、症状が進行している場合があります。
また、治らない場合であっても適切な治療によって進行を遅らせることもできます。
そして、病気の進行に備えて病気について知る時間ができます。
それによって、病気への対処方法を知りこれからのことを家族としっかり相談できるのです。
家族もまた、将来の介護の準備もできます。
それを防ぐためにも、初期症状を見逃さず、病院での早期診断が本人にも家族にも重要になるのです。

| kircheis | 13:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |